機能や形状
材質や地域
大変珍しい筒向付10客です。萩焼のような地に鉄釉で藤の絵を描き、織部のように緑や赤く色付く釉を垂らしています。藤の絵はそれぞれ可愛らしく、少し垂らした釉は みな面白く、大きさ形も少しずつ異なり味わい深くなっています。そしてこの作品の一番珍しいのは窯印で、「ホ」と書かれ、星岡のホでしょう。1万点以上 魯 山人の作 品を見ていますが、今 まで2点しか見ていません。昭和に入 って直 ぐの頃の作 品で、色 々と新しい試みで多数の焼物を焼いていますが、魯山人らしさが出ている素晴らしい作品です。(江戸屋美術)
4月中旬から5月に開花する藤は日本古来の花で最古の歌集である万葉集にも歌われています。紫色に発色する花は高貴さの象徴として皇族や貴族に特に好まれて参りました。この筒向付には藤の10変化が鉄絵で描かれています。弥七田織部の様式で一部織部や鉄釉が掛けられていてアクセントになっています。畳付、高台内は露胎で、星岡窯の頭文字である「ホ」の鉄絵銘があります。(しぶや黒田陶苑)
管理No.120
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