黄瀬戸は、構造上の問題と原料の調達が思うにまかせなかったので、その数は他の作品に比べて少ない。釘彫で菖蒲を描き、花は飴釉、葉のところは織部裕を施し、黄瀬戸釉を総掛けにした。全体的に淡く焼き上がり、それがかえって作品を効果的にした。この黄瀬戸の四方平鉢が五枚揃うとは貴重と思われる作品。
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