機能や形状
材質や地域
この四方皿も、魯山人独特の焼き物です。伊賀釉の濃淡が程よく出るように、蛤などの貝の縁を使って表面をしのぎ(削ぎ落とす)四方の淵を波打たせ、素敵な趣を出しています。魯山人らしい四方皿で、ビードロ(伊賀釉が厚く掛かり宝石の様に綺麗な緑色に発色する事)が品良く出て、素晴らしい焼き上がりになっています。何にでも使え、使い易い、いかにも魯山人らしさが出ている、心躍らせる最晩年に近い頃の名作です。
たたら成形後に表面を蛤の殻などで削ることで波打ったように凹凸を出しています。削りの深い部分にビードロ釉が溜まっています。裏面は釉薬をかけた後に拭っています。こうした作品も魯山人先生は四方皿でなく「四方平鉢」(しほうひらばち)と箱書されていました。四箇所に支えがあり、四隅をあげることで汁があるお料理でも盛り付けができるようにしています。「ロ」の刻銘が底部にあります。
管理No.87
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