機能や形状
材質や地域
緑のタンパンが綺麗で黄瀬戸の色にとても映えます。台鉢は気品が有り、福の字でめでたい席に使うと気持ちが良いと思います。魯山人の黄瀬戸は七寸位の四方鉢で菖蒲を掘ってタンパンをサラッと描いた作品をたまに見ますが、この大きさの鉢はとても迫力が有ります。また、丸い台鉢は大変珍しく、端正な形は気が引き締まり、食材等も高級感が出てきます。近代の黄瀬戸作品では最も良くできた名品ではないでしょうか。晴れの席で是非とも使いたい作品です。
黄瀬戸は大きく分けて三種類の手に分かれます。桃山時代の黄瀬戸を代表する独特の質感の「あやめ手」「油揚手」、光沢のある「ぐいのみ手」、美濃の大平窯などで多く発掘された「菊皿手」があります。本作品は「あやめ手」あるいは「油揚手」に属するもので台付の鉢に櫛目の上に胆礬(タンパン)と言われる硫酸第二銅を呈色剤として用いて、銅緑色を発色させています。「福」の字は小さな穴を穿ち鉄釉で表現しています。高台内に「魯山人」の彫銘があります。
管理No.89
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