機能や形状
材質や地域
古九谷風の名作を多く創り出している魯山人。手の込んだ細かい絵の物や大胆な彩りの華やかな作品、そしてこの皿の様に得意な図柄を勢い良く繊細に描き、古九谷と見違える程いにしえの雰囲気を出した作品、何れも、魯山人の特長が出て素晴しい名品です。赤いあやめと草、緑と紫で草を足し、黄色は裏の高台内「魯」銘の枠取りに使い、草の赤を故意に擦り、気を配って名作に仕上げています。10客揃いは珍しく迫力があり、見ていると心洗われる思いがする素晴しい九谷風皿です。
魯山人先生は古九谷の菖蒲の皿を参考品として所蔵していました。そこからの発展で様々な陶磁器に菖蒲の模様が描かれています。この平向は十客も揃っており、代表的な作品とも言えるものです。菖蒲の美しさは格別ですが、この輪花の形も誠に洗練されています。口縁には口紅と言われる鉄釉が施されて画面を締めています。裏面には三方に折れ松葉が赤絵で描かれ、高台内には二重の角枠の中に「魯」の鉄絵銘があり、更には黄釉が施されています。
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