機能や形状
材質や地域
魯山人が得意とした汁次(醤油差し)の中でも最も代表的な牡丹竹林金箔手のデザイン。世田谷美術館に同手の作品が所蔵されていますが、当作はさらに蓋につまみを施したものである。箔にスレがあるのはあえて、中国の明時代に作られた金襴手に倣い古格を表現したものである。絵付けも魯山人の細やかな筆力が発揮され、小品ながら代表作と評して良いと言われている。魯山人作品の定本である作品集にも掲載。(山口陶器店)
魯山人先生は多くの醤油差を作っていますが、この作品は中国明時代嘉靖頃(1507-1567)に誕生した金蘭手を参考にしています。側面には牡丹と竹林を緑釉と赤絵で描いています。朱竹は中国では家内安全、子孫繁栄の意味を持ちます。中央には赤絵と緑釉で窓絵を描いた後に金蘭手を施しています。金蘭手には金泥で描いたもの、金箔を貼って焼成したものの二種ありますが、本作は金箔手です。経年で見られるスレも、焼成後すぐに敢えてつけているところが魯山人先生の美意識です。(しぶや黒田陶苑)
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