機能や形状
材質や地域
魯山人先生が他の作家と一線を画すのは、多くの古陶磁や陶片を蒐集し、参考館の内外にひしめくように収蔵していたことで特筆に値します。正に座辺師友と言われる通り、身近に美術品を置き、眺め、そして使うことで美を師匠に、時には友として暮らすことで美意識を磨き上げます。この作品は室町時代の古信楽壺を型取りして作った石膏型に泥漿を流し込み、素地を作りました。信楽最上と言われる木の瀬土を水簸(水に溶かして精製すること)して、長石を取り除いてきめ細かくした粘土を使います。肩には檜垣文が見えます。檜垣文は降魔招福の意味があります。災いを退け、福を招き寄せることを願う、古窯から使われてきた模様です。単調にならないように工夫された灰釉に加えて、鉄釉を垂らすことで景色となっています。底部は露胎です。
管理No.630
公式サイトからのご予約が最もお得です。