165.粉引手小服茶碗 5客(黒田陶々庵 識箱)

機能や形状

  • 【茶碗】

材質や地域

  • 【粉引】

165.粉引手小服茶碗 5客(黒田陶々庵 識箱)

この作品は1940年代に粉引の技法にて制作された作品。魯山人の粉引手作品は、単なる技法の再現にとどまらず、独自の美意識が加えられています。地となる陶土の質感を非常に重視しており、白化粧を施しても下の土の力強さや温もりが感じられるよう土味の生かし、更に透明釉を薄くかけ、化粧土と釉薬の重なりが絶妙なバランスになるようにしています。窯詰場所の焼成条件によって釉だまりや表面に出る景色に変化が生まれ、伝統的な侘び寂びの精神を継承しながらも、現代的な造形や感覚を融合しているのが魯山人流粉引を感じることができます。作品裏に「ロ」の釘彫サイン。

こちらの作品はNo.297の汲出と比べて、細かな轆轤目が印象的です。また素地が充分乾燥した時に側面を鉋で削ったことから、その鉋目も白化粧の釉掛けと共に景色になっています。とても使いやすい大きさでどんなお茶にも対応できる万能な作品です。元々は汲出ですが、箱書にある通り小服としてお抹茶を点てることもできます。また向付や小鉢の代わりにも用いることができます。畳付以外は施釉されていて、高台内には「ロ」の彫銘があります。

作者北大路魯山人
陶々菴箱
年代昭和25〜30年代
サイズ11.2/H6.5㎝
価格(税別)4,700,000円

管理No.154

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