魯山人先生は当時、文化財調査官であり最も文化行政にも最も力があった小山冨士夫氏から幾度か「織部」で人間国宝(重要無形文化財保持者)の打診がありましたが固辞されました。これは魯山人先生の唯我独尊の思想とは全く反対のものであったことが最も大きな理由と言われています。この菊皿は高台内だけを土見せとして残して、美しい織部釉が掛けられています。土が柔らかな時に菊形の型に押し当てて制作しています。晩年の作品で昭和20年代に制作されています。
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