機能や形状
材質や地域
扇形の器形に、織部釉と鉄絵で草花と千鳥が描かれている。黒織部に通じる濃い緑釉の大胆な掛け分けと、素地を活かした余白の構成が調和し、まるで扇画のような詩情を湛えている。また、鉄絵による草花の筆致はしなやかで、空を舞う千鳥とともに自然の風趣が巧みに表現され、静かな情景の中に季節の息づかいが感じられる作品。鉄絵サイン「魯絵」
魯山人先生は多くの織部の扇面鉢を作っています。その使い方をイラストで紹介しています。料理を入れたもの、葡萄などの果物を盛ったもの、盛肉と書かれたものなどのほかにも挿花としてお花を生けたものなども描いています。様々な使い方を明示することで、使われる方々の想像力を高めたのでしょうか。本作は葦絵と飛ぶ鳥を描き、上下に深い織部を施釉しています。側面には線文と波線文を交互に配しています。底部には三つの弓足をつけ、「魯絵」と鉄絵銘があります。生地は奥村衆史という職人が関わり、削りや絵付けなどは魯山人先生がされています。
管理No.70
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