魯山人先生の代表的な叩きの仕事に俎板長方鉢があります。元々は平らな木の俎板からの発想ですが先生ならではの芸術品に仕立てています。鞍馬石などに叩いてタタラ作りとしていますが叩き方により変化が付くように土の段階の仕事に心を注いでいます。口縁はリズムカルに山道になるようにしています。上部には織部釉を施していますが素地の仕事のおかげでより溜まったところには深い織部釉、薄くなったところには素地が見えています。下部には絵瀬戸で海中に揺れるような網目を描いています。二つの下駄足を付けています。魯山人先生の晩作で昭和30年頃の作品です。40.3 / 24.0 / H6.0cm
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