昭和17年に日本橋高島屋にて開催された第壹回工藝展覽會に出展した作品です。魯山人先生がこうした工芸展に出展されることはとても珍しくかなりの自信作と思われます。この四方鉢はかなり彫塑的に制作されているのが特徴です。たたら成形で四方隅切として下部と中部と上部をそれぞれ少しだけ縁を外側に出しています。器の内側には力強く櫛目を入れています。美しい織部釉が底部を除き全体的に掛かっています。底部にはしっかりとした弓足を四方に付けています。底部に「魯山人」の刻銘があります。魯山人先生59歳の力作です。金直し有。29.2 / H9.5cm
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