須田菁華が成形を担当し、魯山人が金彩で画筆を施した極めて珍しい合作作品。端正に挽かれた形に、魯山人独自の洒脱な筆致による金彩が品よく映え、作者同士の高い美意識が見事に響き合っている。見込みには魯山人自筆による 「洗」 の一文字が大胆に書き入れられており、用途を明確にしながらも、器に生命を吹き込むかのような力強さを感じさせる。食の器を極めた魯山人ならではの格調と遊び心が同居した逸品で茶席や酒席においても存在感を放つ特別な作品である。
公式サイトからのご予約が最もお得です。