機能や形状
材質や地域
1936(昭和11)年、魯山人は共同経営者の中村竹四郎により突如星岡茶寮から追放される。その際以前から親交のあった、わかもと製薬の社長・長尾欽弥(きんや)とその妻・よねから星岡窯に大量発注があり、魯山人は生気を取り戻した。それは、わかもとの製品に付けた「おくさま券」を集めると魯山人の作品と交換できるというものであった。本作の高台内には、長尾の「長」と「☆」のマークを合わせた特別な印が捺されている。(シンワオークション)
「金らむ手赤鉢」と箱書されていますが金襴手の部分は見えません。これは中国明時代の嘉靖年間に制作された金蘭手が、時代、使用頻度や環境によって金襴手の部分が剥離することが多かったことから、最初から金蘭手はしないという魯山人先生の気の利いた洒落です。見込みには寿の籠字が染付で書かれています。底部には落款に「長」の印銘があることから、製薬会社のわかもとの特別注文品であることが分かります。社長・長尾欽弥とその妻・よねは星岡茶寮から追い出された魯山人先生を助けました。(しぶや黒田陶苑)
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