魯山人先生の代表作の一つとして名高い椿花鉢です。轆轤で引き上げた後、納得のいく形に削り出していて独特の鉋目が腰下から高台に向かった部分に出ています。柔らかな素地は肌色を呈して御本のような斑紋が所々に見られます。椿の花を赤絵、白粉引、黄釉で葉っぱの部分を緑釉で大胆に配していていますが、この配置が絶妙で見るものを捉えて離しません。色彩も鮮やかでこれ以上のない発色であること、形姿の美しさが他の椿鉢よりも秀でている名作です。昭和10年代に制作されました。2025年にパナソニック汐留ミュージアムで開催された「ピクチャレスク陶芸」に出展されました。23.0 / 22.7 / 高11.5cm
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