魯山人が「福」の字と絵を彫り、宮永東山が焼成を担当した交趾風の中皿で、二人の共同作品は極めて稀少である。現存する唯一の作例と考えられ、その希少性の高さが際立 つ。また、魯山人は篆刻家としても卓越した技量を持ち、その篆刻作品は非常に貴重であ る。この二つの要素が評価され、2003年に静岡県佐野美術館に出陳されたと考えられる。さらに、本作には魯山人自らが箱書きを施しており、その価値をさらに高めている。
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