機能や形状
材質や地域
昭和10年、会員を募って鉢の会という頒布会を始めました。その鉢の会で色々な作品を創っていましたが、量産品と思われるこれらの中にあっても素晴らしいものを作っていました。頒布会では多種多様で使いやすく親しみやすい物を多く出していたようです。この作品はもう少し後の作品で刷毛目や釉の掛け方が何種類かに別れ色々な味を出しています。嫌味が無くとても使い易く仕上がって、何にでも良く合い毎日使っても飽きの来ない愛着の沸く作品です。
無地刷毛目とは刷毛目を使わずにズブ掛けしたものです。李朝時代に始まり、現在でも多くの作家たちがこの技法を使っています。焼成時に酸化気味だったのかかなり桃色を呈しています。見込みも釉を拭ったりしながら景色を出しています。五つの目跡があり、何点かの鉢を重ねて焼いたことが想定されます。高台はキリッとした削りを入れられています。
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