機能や形状
材質や地域
色絵紅白椿の鉢がとても人気が有りますが、この緑釉の椿鉢は大変珍しく今まで図録にも載らず 見たこともありません。花の分かれ目やおしべなどもちゃんと描かれ、大振りな鉢の周りと見込みいっぱいに椿が有ります。緑釉も均一では無くメリハリのある面白味が出ています。使い勝手も良さそうで、そのままテーブル席に置いても、果実を散らしても、酒をはっても、水をただ入れてもその他色々と使えそうです。大事にしたい、緑釉の椿鉢名作ではないでしょうか。
見込と外側にそれぞれ7つの満開の椿が白抜きされています。雄蕊、雌蕊を黒で花粉袋を黄釉で描いています。残された部分を緑釉で塗り潰して、1250度以上の高温で焼成しています。一箇所、蘂と花粉袋を描き忘れた場所がありそれが意図的なのかどうか興味深いところです。魯山人先生の椿鉢としては初期作であり、江戸時代に活躍された尾形乾山(1663〜1743)に倣った様式が色濃く反映されています。
管理No.272
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