籠字(輪郭だけ線で写し後で中部を埋める)は、明治38年(1905)魯山人が 22 歳の頃、洋画家岡本太郎の祖父・岡本可亭の下で版下の仕事をし勉強していた頃 身につけたものですが、魯山人のそれは素晴しい芸術作品に成っています。「不老長寿」と染付の籠字で書かれたこの作品も、スッキリして安定感の有る素晴らしい徳利となっています。徳利で文字が書かれた作品は赤呉須で金字が多いですが、染付文字で書かれたものは大変珍しくしかも籠字となっている、徳利作品としては最右翼の名作ではないでしょうか。昭和15年(1940)頃の作品
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