機能や形状
材質や地域
魯山人先生は古染付の蒐集に特別な関心を寄せていました。その成果は便利堂から上梓した『古染付百品集』の上下巻の他に、昭和9年に東京上野松坂屋で売立てのために作られた『北大路魯山人蒐蔵古陶磁図録』でも見ることが出来ます。本歌をそばに置き思索を重ね、考え作られた本歌取りは、ただの写しを超えて、あらゆる場面でより使いやすく、魯山人先生のオリジナルの作品として存在しています。本作も唄貝と思われる貝の形を象ったもので、器面の中に海中の海老や水藻や栄螺などが描かれています。焼成温度が高かったのか染付は滲みあたかも「絞り手」のような清涼感のある作品です。1996年に世田谷美術館で開催された『魯山人とゆかりの名陶展』に出品されています。また『図鑑 北大路魯山人の食器』に掲載されている作品です。
管理No.259
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