機能や形状
材質や地域
本作は、魯山人の手による備前土の大平鉢。 径約32センチという堂々たる寸法は、料理を引き立てる大皿として存在感を放つと同時 に、置かれた空間そのものを引き締める力を持つ。 素朴ながらも重厚な備前土の質感は、料理の色彩を邪魔することなく静かに寄り添い、使 い込まれた銀による修繕が、かえって侘び寂びの美を深めている。料理が盛られていなくともなお漂う品格と風格は、魯山人作品に通底する「古美術」とし ての気配を存分に感じさせる。 識箱は、魯山人の真贋において最も信頼される鑑定者のひとり、黒田陶々庵によるもの。 鑑賞と実用、双方を兼ね備えた、まさに時を超えて愛されるべき一鉢である。(山口陶器店)
30㎝を超える大作の鉢で、器体もとても厚く造られ、重量感もあります。急激な焼成温度の変化のために出来た大きなブクが四箇所も見られ、荒々しくも野趣に富んだ作品となっています。底部は糸切りとなっていて火襷が添えられています。立ち上がりのところに「ロ」の刻銘があります。(しぶや黒田陶苑)
管理No.56
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