機能や形状
材質や地域
木の葉の形に切り出し、葉脈を削って表現した備前組皿。伊部風の暖かく黄色味を帯びた上がりで、隅に立ち上がりや動きをつけて料理が生えるように工夫されていることが伺えます。皿の裏ではなく、1 客1 客の表面にさりげなくロの字が刻されている珍しい逸品になります。サインの大きさや位置もそれぞれ異なり、お料理を召し上がりながら魯山人の筆致の個性も味わって頂ける一作です。晩年の優作に設えられたことで知られる「友斎箱」が添えられている。 この点からも、本作が魯山人の晩年における特に信頼された作品群のひとつであることが うかがえる。(山口陶器店)
初期から中期にかけて多く制作された丸皿に木の葉の意匠は、晩年には葉の形そのものに展開していきました。備前土を用いて、木の葉形に成形された後に、葉脈を入れています。焼成後には黄胡麻がかかりました。五枚それぞれに表情が違うところが魯山人先生の狙いです。底部には藁をかけて火襷を出しています。まるでひらひらと降ってきた雪が木の葉にかかっているように見えてきます。こうした地味な器こそ、食材の鮮やかな色が映えます。表面に「ロ」の刻銘があります。(しぶや黒田陶苑)
管理No.136
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