古信楽の壺から型取りし、流し込みの石膏型でこの形を成形しています。口縁はまるで欠けたような風情でべべら状に作っています。底部を除き全体的に織部釉を掛けていますが、釉薬が複雑な景色になるように下部を匣鉢に入れていると考えられます。深い緑から薄い緑、紺色のような緑、黒い緑と釉色が楽しめます。釉薬を通して檜垣文の模様が見えます。これには「降魔招福」の意味があります。肩部に「ロ」の刻銘があります。魯山人先生の最晩年の作品で昭和30年頃の作品です。27.3 / H31.1cm
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