機能や形状
材質や地域
板皿に足をつけた俎板は魯山人の創意である。土見せ部分を地面に見立て、上部にいくほど織部釉が色濃くなる。まるで武蔵野の広さを思わせるように釘彫で草文が力強く彫られ、中央部には息をひそめてバッタが隠れている。料理の盛り付けを重視した魯山人による風情ある逸品である。
昭和42年に名古屋丸栄百貨店で開催された『北大路魯山人展』の図録の表紙を飾る作品で平成8年名古屋美術倶楽部主催の魯山人展にも出展されている織部俎板の代表作の一点です。器体は薄く作られているのが特徴です。迷いのない筆致で彫られた絵、下部には鉄絵で点描で「大地」を表現しているのでしょうか。織部釉の掛け方も霞を意識したのか幻想的な景色となっています。俎板鉢は美食家であった魯山人先生が料理を追求する上で必然に創作したものです。脚付が故に、どのお客様からも一段高く見えることから、豪華な料理を演出することが出来ます。
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