機能や形状
材質や地域
タタラ成形後に四隅を切り落とし十字にし、色鮮やかな織部釉を掛けている。焼成中にできた窯キズに金継を施すことで、より作品にアクセントが加えられ面白い作品となった。意としない作品を廃棄せず、如何にして生まれ変わらせるかということに長けていた魯山人。幼少のころから苦労し、食材一つをとっても決して無駄にはしなかった精神が、独自の美意識を育てたのであろうか。
四隅をそれぞれに形に切ってクルス状(十字状)の意匠としています。隅切りしたことで一部に窯傷が生じていますが、そこに当時からの金直しを施しており、一つの景色になっています。正面左隅も配慮して少し持ち上げているところも見所です。裏面も削り出しが面白く、大きな輪状の高台が付いています。
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