機能や形状
材質や地域
魯山人が得意とした籠字(文字の輪郭を書いてから中を埋める技法)の技法で、福字の周りを縁取り白抜きにしている。また、地を呉須で埋めることにより文字に立体感が生まれている。数多く作った福字皿とは違い本作品は初期に制作されており、縁に描かれた花文様と相まって味わい深く珍しい手である。
箱書の「下手」(げて)とは中国の明末清初時代に福建省の漳州窯(しょうしゅうよう)で作られた呉須赤絵など粗製濫造されたものを指していますが、かえってこの味わいを日本人が好んだこともあり本国に多く伝わっています。魯山人先生もいくつもこの手のものを収集されて作陶の参考にしていました。籠字の「福」の背景を染付の濃みにしています。5つ福の字は全て異なる文字にしています。口縁の5つの梅文も愛らしい作品です。高台内に「魯」の染付銘があります。
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