機能や形状
材質や地域
箱書きにあるように和え物やお造りを盛る深向付ですが、湯呑としても使われました。正面に描かれた「牡丹」は百花の王とされていることから長寿や繁栄を、裏面には真っすぐに伸びることから成長を意味する「竹」と長寿や若々しさの象徴である「蝶」が描かれています。これらは中国明末頃の呉須赤絵を本歌とした文様で、縁起の良い吉祥文として古くから好まれました。力強い筆致と鮮やかな配色など、一つの器を多方面から楽しめる作品です。(瀧屋美術)
牡丹が描かれている湯呑には二種類があります。陣屋コレクションの14.色絵牡丹筒 十は牡丹が写実的に細かく描写され、裏面には「牡丹一日紅」の詩が配されていますが、こちらは簡略化され抽象的な牡丹絵が描かれ、裏面には竹模様が赤と黄釉を用いて細かく描かれ、側面には「蝶」が紫釉で、上部には赤絵で太陽、下部には渦巻文が配されています。二種類の牡丹湯呑はいずれも鉄釉にて口紅が施され、高台の近辺には二重の染付線が回っています。「魯」の染付銘が高台内にあります。(しぶや黒田陶苑)
管理No.500
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