機能や形状
材質や地域
筒形に成形したあと両端の把手につながる柱の部分を残して切り出し、板状にした土をいかにも木の板が差し込まれているように付け合わせています。また胴回りには土の細紐を取り付け縄に見立てて装飾されており、木桶の形状をよく観察した様子が見て取れます。絵付けを施す作品から脱却し、造形と釉薬のみで作品を生み出した晩年の技量が良くわかる大作です。(瀧屋美術)
木の手桶は丸太を大ナタで扇状にした榑(くれ)を組み合わせて、側板(がわいた)とし、竹や金属で胴が分解しないように箍(たが)を作ります。その際、手になる部分は上部に差し込み口を設けた、長い2枚の側板を左右に組み込みます。その2枚をしならせて、持ち手の部分を差し込みます。魯山人先生の作品はこれをやきもので表しています。側板の部分に線を引くことで扇状であることや、差し込み口から出ている手桶の手の部分を表現しています。木の優しい円味が出るように手の部分の造形にこだわっています。鉄絵で太筋を入れ、手の部分には櫛目を入れています。底部には「ロ」の刻銘があります。(しぶや黒田陶苑)
管理No.1500
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