機能や形状
材質や地域
「佔之弥高」-これを うかがえば いよいよ たかし-と賛が入り、論語の「仰之弥高」-孔子の徳は仰ぎ見れば益々高く感じる-を応用したもので、富士山と松原が丁寧に描かれています。魯山人が色紙に書くのは頼まれその場の即興が多く、この絵のように絹本で描かれているような細かく力を入れた絵はほとんどありません。絵も好きで上手な魯山人、色紙の絵では一番の名作と思われます。
淡い青味を帯びた富士と墨彩で松林、そして三羽の鳥を描いています。左上には「仰之 弥高 魯山人」と揮毫し、「夢境」の朱文の香炉形印が押されています。「仰之弥高」は孔子の弟子であった顔淵(顔回)が師を仰げば仰ぐほど高くなると師匠の高格な人品を絶賛したものです。富士を孔子に例えてこの文言を用いた魯山人先生もまた、卓越した審美眼と深い古典の教養を血肉にされていました。
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