この本はSidney B. Cardozo氏が1972年にJapan Societyから刊行した『ROSANJIN 20th Century Master Potter of Japan』に掲載されている作品です。Sidney B. Cardozo氏は魯山人先生の芸術を海外に広く紹介したアメリカの美術評論家で『Uncommon Clay: The Life and Pottery of Rosanjin』も刊行しています。この作品は下部を濃い呉須で大きく円を回らせた後に鉄筆でススキの茎を細く掻き落とし、上部の穂の部分を鉄絵で描いています。上部と見込みを跨ぎ、一つの月を銀彩で配しています。柔らかな素地を使い、焼成の上がりはとても良く、御本手が出ています。高台内に「魯山人」の刻銘があります。(しぶや黒田陶苑)
『ROSANJIN 20th Century Master Potter of Japan』掲載 №22(Japan Society) 『入門魯山人の陶器』掲載 P.169(光芸出版)