機能や形状
材質や地域
魯山人らしい形の四方鉢に鉄絵で幾何学模様を描き、志野釉を掛けた使い勝手の良い作品です。この大きさの鉢は5客揃い共箱が多いのですが、この作品のように変ったものや出来栄の良い作品を敢えて1客共箱として発表しています。どの図録にも載ってない幾何学模様は大変珍しく見たことがありません。この大きさの鉢では一番の名作ではないでしょうか。
たたら造りの後に叩きで成形しています。口縁は山道のようになっています。鉄絵で籠目を描き、その後に志野釉を施しています。随所は桃色に発色しており極めて上がりが美しく、志野釉の濃さと薄さで籠目が見え隠れしています。裏面もまるで抽象画を見ているかのように魅力的です。このサイズでの一客共箱は珍しく、特に本作品は上がりが良い作品との魯山人先生のご判断で、あえて共箱にして残した作品と思われます。畳付には「ロ」の刻銘があります。
管理No.86
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