機能や形状
材質や地域
桃山時代の「織部焼」を現代の感性で独自に昇華させた名作です。特徴的な折れ曲がった「八つ橋」の造形と、深い緑色の織部釉、のびやかな鉄絵が融合し、料理を引き立てる芸術性の高い器となっています。この「八つ橋向付」は、京都の「星岡茶寮」などで展開された魯山人の美学を代表する器の一つです。(山口陶器店)
八ツ橋とは『伊勢物語』第9段目の東下りに出てくる杜若の名所・愛知県知立八橋町の八橋に由来すると言われています。その橋は8枚の橋板を継いで架け渡しています。かつてここに流れていた支流の川に合わせて架けられています。この向付は正に二つの互い違いの橋を合わせたような形をしています。内型を使い、段を設けています。外側は鉋で削った痕を利用して濃淡のある織部釉の演出をしています。底部には円錐状の足が三つあり、「ロ」の刻銘があります。(しぶや黒田陶苑)
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