機能や形状
材質や地域
銀彩作品には、元々の作品の良い所を残し旨く調和させた物や、景色に使った物、この作品のように焼き上りが好みでなかった物に、一面銀彩を施し、絵を描き抜いた物等が有ります。裏面を見れば備前土で焼かれ好みに焼き上がらないで銀彩にしたものと分かります。櫛で籠の様な幾何学模様を彫った作品はとても珍しく、食材等何を載せても映えますが、飾り皿としても素晴しく、この魯山人独特の四方皿は、使い勝手が良い貴重な銀彩作品です。
たたら成形で丁寧に整えられた素地に灰釉を掛け焼成した後に、漆で格子状に模様を付けてから銀彩を表面のみ施しています。漆が銀彩を弾くことで模様がはっきり見えていますが、その線は画一的でなく、波打っていたり、濃淡があることで動きを感じさせてくれます。裏面には丸状の小さな足が付けられています。焼成後になだらかな自然な線が出るように付けられた小さな目跡が四箇所に残っています。中央には「ロ」の刻銘があります。
管理No.89
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