機能や形状
材質や地域
志野釉特有の白い長石釉がたっぷりと掛けられた本作は、志野焼は日本で初めて絵付けがされた陶器として知られており、氏はその伝統を踏まえつつ独自の解釈を加えている。釉薬の厚みや流れ具合によって生まれる自然な模様や貫入(ひび)が、作品に深みと味わいを与えている。シンプルながらも洗練された形状が特徴で、花を生けるための実用性と美術性を兼ね備えた、魯山人らしい独自の感性と技巧が融合した珠玉の作品と言える。(山口陶器店)
丁度真ん中に鋳込の跡が残っていることから石膏型で成形された扁壺であることがわかります。李朝からの発想の形でしょうか。鉄絵で「秋風吹渭水」と書かれています。渭水は全長は百七十キロに渡る巨大な大河です。魯山人先生は「秋風吹渭水落葉満長安」と書かれた春屋宗園の軸を持っていました。肩には菊の貼付文が2箇所にあり、口縁には鉄絵が配されています。二重線の中には木の葉の鉄絵があります。「落葉満長安」の詩を絵で表現されています。高台は露胎で「魯山人」の鉄絵銘があります。(しぶや黒田陶苑)
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