魯山人が得意とした汁次(醤油差し)の中でも最も代表的な牡丹竹林金箔手のデザイン。世田谷美術館に同手の作品が所蔵されていますが、当作はさらに蓋につまみを施したものである。箔にスレがあるのはあえて、中国の明時代に作られた金襴手に倣い古格を表現したものである。絵付けも魯山人の細やかな筆力が発揮され、小品ながら代表作と評して良いと言われている。魯山人作品の定本である作品集にも掲載。
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